
人間の体はその人が食べたものから成り立っています。栄養士が提案する、健康と食に関する情報を定期的に発信します。ぜひご覧くださいね♪
管理栄養士 亀澤絵理
健康診断の血液検査では、動脈硬化のリスクの一つLDLコレステロールの値が気になるところです

LDLコレステロールが高い状態を放置していると、動脈硬化が自覚症状のないまま静かに進行して、脳や心臓、血管などにダメージを与えていきます。
その結果、ある日突然、狭心症や心筋梗塞、脳卒中など、命にかかわる疾患を引き起こすことがあります。
食事でLDLコレステロールを減らすポイント
@飽和脂肪酸が多い動物性の脂肪を控える
→バター、ラード、脂身の多いばら肉・ひき肉など
A多価不飽和脂肪酸が多い植物系の食品や魚をよく食べる
B乳・乳製品は脂肪の少ないものを選ぶ
C野菜、海藻、キノコ、こんにゃくを食べる
D体重を適正に保つ(標準体重が目安)
イワシを使ったLDLコレステロールを減らすメニューを紹介します

イワシの梅煮
<材料(2人分)>
・イワシ 2尾(80g)
・酒 大さじ1と1/3(20g)
・みりん 小さじ2(12g)
・醤油 小さじ2/3(4g)
・梅干し 中1個(15g)
・大葉 2枚(2g)
<作り方>
@イワシは酒に浸して約5分おく
A梅干しは実と種に分け、実を手で小さくちぎっておく。大葉は水洗いして水気を切っておく
Bイワシ、みりん、醤油、梅干し(実と種)を鍋に入れ、イワシがひたひたになるように水を加えて弱火にかけ、梅干しをほぐしながら煮る。沸騰したらクッキングペーパーで落しぶたをして、さらに10分煮る
C器に大葉を置き、上にBのイワシの梅煮を盛る
<ポイント>

LDLコレステロール(悪玉)や中性脂肪を減らす作用があるEPA・DHAたっぷりのメニューです

梅干しの酸味でさっぱりとした味わいです
(参考資料)全国健康保険協会 山口支部 いきいきつうしん