今、インフルエンザやコロナウイルスが再び流行していますが、
ヘルパンギーナも流行しているようです。

ヘルパンギーナとは、

熱と口の粘膜にあらわれる小さな水ぶくれを伴う湿疹

それに伴う痛み
などの症状があらわれる疾患です。
感染後は2〜4日間の潜伏期間があり、その後に症状が出現します。
発熱に続き喉の粘膜の発赤がみられます。
発熱については2〜4日間程度続き、解熱後にやや遅れて粘膜疹も消失していきます。
治療としては、ウイルスによる疾患ですので、特効薬はありません。
喉の痛みなどから水分摂取が低下し、脱水を引き起こさないようにこまめに水分を摂取したり、症状を和らげる解熱剤などを使用しながら、こどもの免疫力で直るのを待ちます。
特に、夏に流行する特徴があり、患者の年齢は4歳以下がほとんどです。
感染経路としては、くしゃみや唾液を通じて感染する飛沫・接触感染、便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染する糞口感染があります。
特に、幼稚園や保育園では乳幼児間での接触が多く、集団発生することが多いことが特徴です。
登園・登校は熱がなく、食事が十分とれるようになれば可能ですが、各保育園や幼稚園などで対応が異なるかと思いますので、確認をしておきましょう