ただいま全国的に
インフルエンザが流行していることをご存知ですか?

5月28日までの1週間に全国で7975人も報告されており、小中学校や幼稚園で休校・学級閉鎖が325か所にものぼっているそうです。周南市でも学級閉鎖がありました。 通常インフルエンザの流行期は12〜3月ですが、今回の感染拡大にはいくつかの要因があるようです。
@ 感染対策の緩和
本年3月からマスク着用が個人の判断になり、さらに5月8日からは新型コロナウイルス感染症が5類へ移行されたため学内でのマスク着用機会が減少したこと。
A 体育祭の開催
これまで控えられてきた体育祭が開催され、密集した場所での競技・応援が増えたこと
B その他
部活動内でのインフルエンザの小規模感染が起きていたこと。また、4割がスクールバスで通学していること。
C インフルエンザに対する免疫の低下
この数年インフルエンザの流行がなく感染者数が少なかったこと。また、若年者のインフルエンザワクチン接種も少なく、接種しても数か月が経過している為抗体価が減少していた可能性があること。
このように、多くの人が免疫低下している中で感染対策が緩和し、社会や学校での活動が活発化したことでインフルエンザの流行が起きていると考えられます。なお、検出されたウイルスはほとんどがインフルエンザA型のようです。
今後も流行の可能性がありますので、
体調が悪い時は休む、咳などの症状があればマスクを着用するなど、適切な判断で感染症から身を守っていきましょう